このところ、仕事の合間に読んでいる
江國香織さんの小説
そのなかで、新しく買い足した
『ぬるい眠り』という短編集の
『とろとろ』が
かなり印象深くて、
「わたしのことだろうか?」というくらい
心境を代弁されたかのような感じで
シェアせずにはいられませんでした
主人公のように
別に実際に「浮気」をしているわけじゃないけれど、
“たったひとり”との愛において
もう一人では立てなくなりそうなわたしが
何だか怖くて、
「そうじゃないんだ!!」って
精一杯一人で立とうとするわたしの
居所を一生懸命探している
そういう
戸惑いからくる
焦燥感というか、必死さというか、
「どうしよう」感が
今のわたしには、とてもとてもよーくわかる
わかり過ぎてツラい^^;
この葛藤って、
まさに「8ハウス」的だなぁって
すごく思ったんですね
先日、こちらの記事で
love-twin0918ray.hatenablog.com
8ハウスのことを書かせていただいたのですけれど、
8ハウスって究極
「一人ではいられなくなる」ハウスなんじゃないかな?
って感じるんです
どこまでも
わたしと相手の
深いつながりがあって、
そこを極めていったら
見えてくるものって
「相手がいないと駄目なわたし」になっちゃうんですよね
でもそれって、相手がそうさせたわけじゃなくて、
そもそも
本当は一人では生きるのが心許ない
一人では不安でしょうがなくて
心細くてたまらない
ちぃさな弱いじぶんが
ただただ、誰かと対峙したからこそ
出てきてしまっただけで、
ずーっとずっと前から
そのちぃさな弱いじぶんを
内に飼っていたんですよね
愛し愛されていくうちに
一人でいた頃の強そうなわたしが
どこかに行ってしまいそうなほど
ちぃさな弱いじぶんが
溢れ出てしまって、
そっちが主導権を握りはじめそうで
何だか怖くなって、
必死に、
一人でいた頃の強そうなわたしを保とうと
試行錯誤したくなる
おんな心って複雑でセンシティブです^^;
それを
『とろとろ』が絶妙なバランスで
表現してくれているように感じました
はやく、
とろけてしまえたらいいのに
そうするって決めてしまえたらいいのに
というか、
とろとろになってしまってることを
認めてしまえたらいいだけ
なんですけれどね
8ハウスってなかなかに複雑です
とろけてしまったら
わたしがわたしではいられなくなりそうな
無くなってしまいそうで
怖いんです
すべてが相手のモノになってしまいそうな
じぶんを保てなくなりそうな
危うさと背中合わせだから
でもきっと
それをやりたくて
これを選んだのでしょうけどね(笑)
そうじゃなかったら
そんな葛藤
感じることなんてなかったはずだし、
そういう愛が起こるはずもない
だって本当は望んでいるから
「わたしの内側まで入ってきてほしい」
「そして、そこからわたしを支えてほしい」
って
8ハウスは覚悟が必要だけど
越えるだけのパワーも持っているのだと思います
だから
少しずつ、相手と越えていけたらと思っています♡